Читать книгу CCI コ—チング – 深層知識コ—チングへの新たな手法 - Maribel Pedrera - Страница 3
Chapter 2- 序章この手法について書くに至った理由
Оглавлениеすでに皆さんがたくさんの本で読んで知っているテ—マをなぜ今さら私が説明する必要がありましょうか?あなた方の多くはすでに私の講演会かワ—クショップに参加したことがあるかもしれませんし、私の本を読んだことがあるかもしれません。もしそうなら、私の考えは特に目新しいとも思えないでしょう。
唯一の違いは、年令を重ね成熟し、時間の大切さを実感し、他人に何を任せたいのか見えてきたことです。
私はいつもチ—ムを作って働くのが好きでした。何よりも人人が自立していながら、協力することを学ぶのが好きでした。隣に何かに得意な人がいれば、いつでもその人から学ぶことができ、あなたも向上できます。
その人とライバル関係にならず、チ—ムを作って一緒に働くことができれば、より良い結果が得られ、より休息できて、より楽しく、より創造的な働き方ができるでしょう。
ただ、それはあなたが進化しないという意味ではありません。時が来て、チ—ムの中の1人が自分自身の幅を広げるために、チ—ムを出て最初からやり直すことに決めるかもしれません。こうして、毎日新しい始まりがあり、キャリアのはじめに戻ってまたリスクを冒し、同様な仕事仲間を別の場所に移っても作れるかどうか試すのも人生の定理なのです。
人生の大半は普通に過ぎますが、時には非常に困難な状況に出会い、時には非常に幸せな時があります。その中間の時期では、経験から利用できる部分は利用し、一方ではうまく行かなかった部分は、次の機会にはその部分を減らすように学んで行かなければなりません。
私は活発な子供でした。最初は一人っ子で、それから妹が生まれました。そして先に書いた母のことがあったのです。それまで私は責任のない自由な子供時代を過ごしていたのですが、突然成長しなければならなくなりました。そして物事を別の視点から見るようになりました。
その変化は小学校時代に起こりましたが、まわりのクラスメ—トたちはそのことに気づきませんでした。現在では教師や学校とコミュニケ—ションを取ることは盛んになっていますが、当時は状況が違っていて、家庭内で起こったことが直接私の性格や態度に影響しました。
クラスメ—トたちにとっては遊ぶことやスポ—ツが重要だったのですが、私には沈黙や読書が必要だったのです。
私が長年にわたって信頼を置いている手法の一つは、ハワ—ド・ガ—ドナ—の多重知能理論(MI理論)です。彼はその貢献によって、2011年アストゥリアス皇太子賞社会科学部門賞を受賞しました。学習に対する彼の見方を私も踏襲していて、それを固く信じています。
私は子供の頃から、自分が好きな分野の事柄は容易に学習できて、一方自分が嫌いな分野は完全に無視していました。もちろんこれは、私の嫌いな科目の先生たちには苛立たしかったでしょう。そうなるのも当然でした。その後家庭の事情から、両親は、私が将来に対して確信を持てない間は働きながら勉強するようにと教育しました。そのことに私はとても感謝しています。というのは、そのおかげで私は大変な苦労をしながらも、最終的に両親に、そして自分自身に対して、自分が本当に欲していたことは何かを示すことができたからです。
私に少しでも面識があるか、私が書いたものを読んだことがある人ならわかっていると思いますが、両親はそれぞれ違った考えを持っていました。一方はエネルギ—、直感、信仰、秘儀、奥義を信じていたのに対して、もう一方は全てに懐疑的で、何も信じていませんでした。私はそれを尊重しました。両親が私に頼んだ唯一のことは、私がそれについて話すのは家の中だけにして、家の外では将来のためになにか役立つことを勉強するようにということでした。加えて、私が少し反抗的だったことです。私の青春時代は全く容易なものではありませんでした。
その後私が自分の人生を捧げる唯一のことが、奥義的なものであることを受け入れたとき、そのかなり前から父がいつも私に教えてくれていたことがわかりました。物事には全く白か黒であるのではなくて、いつもその間の色合いだということを。
そのときにやっと、父が私に教えたかったことは、まわりが私のどこを攻撃するかを自覚することだとわかったのです。
こうして私が家で最初に学んだことは、自分の夢を実現するのに大きく役立ちました。加えて、私が今までに感謝してきた人たちは、それを知らずに私を助けてくれていたのです。
それで、クライアントが私を訪ねて来る時には本当に失望してやってくるので、私はそのことを十分にわかった上で別の視点に立って対応します。
私のものの見方は常に非常に直接的で現実的で、時にはそれが問題になることもありました。そのためコ—チングこそ私にとって満足できる仕事であるように思えました。そして、私はコ—チングを深く掘り下げて研究し、自分の専門にしました。ところが実際にコ—チングを始めると、まったく自分にはしっくり来ませんでした。しかしその後、主流派ではない別の派のコ—チングで素晴らしい教師たちと会い、彼らのおかげで私はコ—チングを深めることができました。
私はいつも自分が持つ最大限を提供できるように、常に学び直しています。それは自分が関わったどんなプロジェクトでも同じです。しかし、コ—チングの場合にだけ特別なのは、単に人に説明できるというレベルを超えて、クライアントが実際にそれを適応できる、実際に使うことができるような実践レベルまで深めたことです。
コ—チングは自分自身に対してだけでなく、まわりの人たちにも適応できます。 学び方にはいろいろあります。そのことが今日やっと社会で認識されはじめました。実際に結果が得られれば、どんなやり方でも有効なのです。最初から学位を目指して勉強する人、最初は働き始め、その後マスタ—コ—スを通して勉強し始め、その仕事に情熱を発見し、自分の好きな専門分野を極める人、仕事や趣味がきっかけでオンライン教育を通じて勉強し、念願の学位を取得する人、その目的は自分自身のためだけであっても構いません。すべてが同じように大切なのです
今日では、勉強、読書をはじめ、以前は重視されていなかった歌を歌うようなことなどまでが、あなたの人生をより良くし、あなたの脳をより活発にすることが証明されています。あなたが夢を持っているなら、あなたはそれを追求すべきです。年齢は関係ありません。
私はこれから今まで紹介されて来なかったコ—チングを含めて紹介します。それらは将来あなたの人生のある時点で役立つと思います。あるいはあなた自身が独自のコ—チングを開発して、それを自分の強みにすることもできるかもしれません。それには「どうしてもっと改善できないの?どうしてそれを利用できないの?」という視点を持つことです。一般にコ—チングについては主流になっている数種類の手法についてしか話題にされませんが、別の派も含めてみな同じ価値を持っています。
私は彼らのコ—チング手法についてうまく説明できように勉強し直しました。そのおかげで私は彼らのコ—チングが好きになりました。しかし最高に良かったことは、彼らのコ—チング概念を私によく理解させてくれた人人に出会ったことです。そのおかげでもし私が望めば、彼らのコ—チングの手法を使って働けるようになりました。
それこそ良いコ—チングの手本です。あなたに何かを説明すれば、あなたにその情熱まで伝わります。あなたが先に進むのに必要な道具を与えてくれます。この分野におけるあなたの資質と欠点を明確に教えてくれます。
説明はできるが、それを実践させるまでには深めていないテ—マが正直私にもあります。そこでしなければならいのは、それを実践できる誰かとチ—ムを作って一緒に仕事をすることです。
コ—チはあなたの手に取り、短期間あなたの人生に同伴し、あなたが目標を達成するのを助け、必要なツ—ルを与える人であることを忘れないでください。時間が経ってあなたの人生や状況が変わり、今度は全く別の問題で再び彼らの手助けが必要になることもあります。
私は長年コ—チを務めてきました。それは皆さんがご存知のように、勉強し探求するのが私の趣味でもあるためと、この分野が私のように敏感で直感的な人間に向いているためです。
誰かがアイデアと夢を持っているときには、それを実行させなければならないからです。それで私はこの仕事に取り掛かりました。 私が最初にしたことは、この新しい方法の弱点や強み、それが人人にもたらす可能性を分析することでした。そのために十分な準備をしました。
アブラハム・マズロ—の人間性理論によれば、人が満たさなければならない一連の欲求があります。それらは階層をなしていて、それらの間には順序があり、ピラミッドのような形をとっています。そこから、すべての人人は集団に帰属していると感じる必要があると推測できます。
最初の欲求は、基本的な生理的欲求です。それらは、呼吸、服を着ること、食事など、個人の生存の基本となる欲求です。
その後、家で物事がうまく行っているように見えたので、私は勉強を始めました。それから私は働き始めました。それは独立したかったためです。また、私の人生の短い時間に起こったたくさんのことをすべて霊的に理解したいと思ったからでもありました。 これらの欲求は安全の欲求でした。
私は自分が好きなものを調査し、探求し、専門家と知り合い、人人と出会い始め、愛情が生まれました。それは社会的な欲求 でした。
そして飛躍のきっかけとなったのは、本を書いたことです。そこで私は、自分が好きなことすべてを言葉にして説明しました。私が発見したすべてを共有できました。それによって私は尊敬され、認められ、評価されました。
そして最後に自己実現の欲求から、私は、人人が自己啓発でき、成長し、自分自身の価値を認めることができるようにと、新しい手法を開発しました。それが深層知識コ—チングです。
そのために私はここ数年準備と研究を行ってきました。私はそこに到達したかった。人が偏見なくお互いを受け入れ、自分自身を大切にし、自分自身であることを恐れることがない。欠点がある性格だと何度も言われているところに長所が見えます。また同様に良い仕事ができる性格だというのも、その同じ性格が目標を達成するための妨げとなる場合もあるかもしれません。ともかく性格によって自分自身を傷つけたり、他人を傷つけたりしないでください。
私がコ—チングを勉強していた時には、多くの手法があることを知りました。しかし主に議論されたのはそのほんの一部だけで、他は無視されていました。その理由は商業的ではなかったためか、その価値が理解されていなかったためです。
それぞれのスタイルが同じ価値を持つべきですが、多くの時間と努力を払ってそれを説明したり評価したりすることは、ほとんど不可能です。
それはダイヤモンドを切る宝石職人のようなものであり、その価値は生涯にわたるものです。または誰かがあなたに合わせて何かを作ってくれて、それをあなたはとても気に入ったときのようです。その人は、あなたとの一度の会話であなたの本質を見抜いて、数度の会話であなたを変えたのです。 その人はあなたが必要と感じていたことの本質をとらえて変えてくれました。それはあなたの人生を仕立ててくれた仕立屋さんのようなものです。あなたに何かを仕立ててくれて、あなたがそれを着るのに飽きることがない、あなたはそれを脱ぐことは決してないでしょう。それは本物の職人の世界です。それはすでに失われ、今ではほとんど残っていません。
私にとっては、良いコ—チングも悪いコ—チングもなくて、ただそれはその時に必要なものや、それがあなたの人生にもたらす価値に依存します。
情報通信技術、インタ—ネットのおかげで、また優れたコミュニケ—タ—たちのおかげで、私たちはこれまで存在してきた各種のコ—チング手法について知ることができ、それらを自分のために役立てることができるのです。
私たちの誰もが何か輝くものを持っています。あなたがしなければならないのは、どこにその輝く「あなた」がいるのか見つけることです。そしてその輝く「あなた」を成長させ、それを楽しむことです。
これから私があなたに説明するのは、すでにあなたのまわりにある単純なことたちです。それをあなたが利用できるように、理解できるように、日日有効に活用して快適に過ごせるようにするためです。
一時も硬直したりせず、柔軟に過ごすべきなのです。自分の直感に従ってそれをもっと発展させていきましょう。
これが深層知識コ—チングの基本的な概念です。